猫の眼 ~視力と色覚~
では猫の眼はどうなのでしょうか。まず視力は人間の10分の1程度といわれています。犬と同様に網膜の裏側に「タペタム」という反射層があり、効率よく光を吸収するのに役立っています。また表面の角膜部分が大きく湾曲し、前に出っ張っており、光を取り入れる水晶体が大きいのが特徴です。
皆さんご存じのように暗い所では眼が大きく丸くなるのですが、これは瞳孔ができるだけ多くの光を網膜に集めるために眼球の筋肉が瞳孔の大きさを調節しているのです。およそ人間が必要とする光量の6分の1でも見えると され、このことで暗いところでもわずかな光を最大限利用して、獲物にしっかりピントを合わせることが出来るのです。また直射日光のような強い光のもとで は、瞳孔を閉じて縦一本線のように細く変化させます。これでまぶしい光の中でも、確実に獲物の姿を捉えることが出来るのです。
全体視野は広く、正面を向いた時の視野は280度といわれ、斜め後ろの獲物も見ることが出来ます。全体視野の内130度は両目の重なる部分で、距離感を正確につかむことが出来ます。人の全体視野は210度、重なる範囲は120度といわれています。
色覚は緑色と青色は見えるが、赤色は見えにくく、緑色か黄色に見えているようです。例えば緑色のカーペットの上 に赤いボールがあっても、どちらも緑色に見えてしまう為、見分けがつきにくいのです。ですが、実際にやってみると猫は赤いボールを追いかけたりします。で は見えているのでは?これは猫の眼が動きのある物を捉える能力にたけているので、転がるボールを色ではなく、その動きで追いかけているようです。

